こんにちは。BLOC NATIONラボチームです。

本記事では、昨年の11月28日に行ったオンラインワークショップ第5弾となる「経験デザインの始め方#5 | COVID-19 GLOBAL SOUTH HEALTH AND LIVELIHOODS CHALLENGE」の模様をお届けします。

今回のテーマは、Open IDEOが昨年9月に実施したプロジェクトであり、「Global South (グローバルサウス、ラテンアメリカ) における人々のコロナ禍での生活」についてです。ワークショップでは、COVID-19関連の死亡率が高いGlobal Southにおいて病気の伝染を引き起こしやすいとされる都市部の低中所得世帯と地域社会が幸福でいることのできるエコシステムを、デザイン思考でアイディエーションしていきました。

経験デザインの始め方#5 ~アジェンダ~

ワークショップのアジェンダは、以下の通りです。
弊社についての説明をし、ワークショップの目的について共有後、参加者の皆さんに軽く自己紹介をしていただき、内容へと入っていきました。

<アジェンダ>
1. Open IDEO紹介
2. 「COVID-19 GLOBAL SOUTH HEALTH AND LIVELIHOODS CHALLENGE」事例紹介
3. アイディエーション(デザイン思考)/グループワーク
4. 発表・フィードバック
5. 振り返り

Open IDEOとは、世界でもっともクリエイティブと称されるデザインファームであるIDEO社の中で、「デザイン思考」の手法を用いて社会課題の解決を目指すグローバルコミュニティです。

この課題は私たち学生ラボチームも取り組んでおり、以前ブログ記事にもまとめています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

今回のワークのアイディア出しは上記の記事と同じプロセスを使っているため、重複している内容もありますが、より理解を定着させるためだと考えて読んでいただけると幸いです。

次のセクションからは、実際に行ったグループワークの様子をご紹介していきます。

グループワーク

グループワークはビデオ会議ツール「Zoom」で話しながら、ホワイドボードツール「Miro」に書き込む形を取りました。ステップは以下の通りです。

Step 1: ペルソナ/解決策アプローチの選定
Step 2: インスピレーション
Step 3: チャレンジクエスチョン
Step 4: アイディエーション

ホワイトボード全体は最終的にこのような形になりました。
↓↓↓

全体のイメージを掴んだところで、それぞれのステップごとにボードを拡大しながら解説していきます。

Step 1: ペルソナ/解決策アプローチの選定

まず、ペルソナ(具体的に想定する顧客像)を理解し、解決策アプローチを決めていきます。

アイディエーションでのアイディア出しに注力していただくため、今回のワークショップでは、ペルソナを以下のようにラボチームの方で指定しました。

解決策アプローチは、OpenIDEOの方で設定された以下の5つの中から選定してもらいました。

1. 非正規労働者
2. 生活必需品の確保
3. 公共交通機関の移動手段
4. 感染経路
5. その他

今回は話し合いで「5. その他」となりました。

Step 2: インスピレーション

解決策アプローチを決めたら、共感マップという手法を用いてインスピレーションを行っていきます。共感マップとは、ペルソナが置かれている状況や考え、感情などを理解するために使われるメソッドです。Say (発言)、Do (行動)、Think (思考)、Feel (感情) の4観点からペルソナとして想定される課題を、付箋に打ち込みながら挙げていきます。付箋の色は、内容としてプラスのものは黄、マイナスは青、どちらでもなければ黄緑、質問 (疑問) はピンク、というように用途で分けました。

共感マップに付箋を貼り付けたら、そのマップを参考にしてペルソナの本質的な課題を洞察します。図のように、皆さん積極的にアイディアや意見を出されたため、課題を1つに絞るのはなかなか難しかったようです。

Step 3: チャレンジクエスチョン

次のステップはチャレンジクエスチョンの設定です。チャレンジクエスチョンの設定とは、課題を問い立ての形「HMW”How Might We~?”(どのようにすれば、私たちは~出来るだろうか?)」にすることです。この問い立ての形は、幅広い解決策の想起を前向きに促すと同時に、適切に範囲を狭めてくれます。漠然としすぎず具体的すぎない、ちょうどよい粒感にすることがポイントです。今回の場合は「どのようにすれば、私たちは育児と趣味を両立させるためのサポートをすることができるだろうか?」となりました。

Step 4: アイディエーション

最後のステップはアイディエーションであり、いよいよ具体的なアイディアを創出していきます。ここではブレインストーミングという方法を使って進めていきます。ブレインストーミングのコツは次の通りです。

・静かに始める。
・1つにこだわらない。
・言葉だけで終わらせない。
・意見の出しやすい雰囲気を作る。
・一見風変わりな意見も積極的に取り入れる。
・ネットを通じたブレインストーミングも想定する(今回はまさにこれですね)

ぜひ参考にしてみて下さい。

個人で考えて付箋に書いた後、話し合いをするという流れで行いました。ディスカッションはかなり盛り上がった様子で、ユニークなアイディアも多く出ていました。イメージがしやすいように、最終的にまとまったアイディアのスケッチも行っていただきました。

プレゼンテーション

最後に、まとまったアイディアを3分ほどの時間を使って代表者1名に発表していただきました。

アイディアは、「歌好きシングルマザーのコミュニティを作ろう」です。
ペルソナの「趣味:歌を歌うこと」「家族:子供2人のシングルマザー」に着目したアイディアで、歌好きのシングルマザーが互いに支え合うコミュニティを作るためのサポートを行う、というものです。子どもの登下校をコミュニティに属する母親の誰かが空いた時間に送迎するヒッチハイカーシステムを作ったり、子どもと一緒にスペイン語のオンライン音楽教室を開いたりなど、コミュニティ内で協力して生活を豊かにできるということです。

ペルソナをよく意識し、ユニークなアイディアを上手にまとめていただいたように思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
ワークショップに参加された皆さんは、枠にとらわれずに思いついたことを発言されていました。その結果、これまで出たことのない革新的なアイディアを生み出すことが出来たのだと思います。

最後になりますが、当社ではデザイン思考を実践形式で学べるワークショップを実施しております。どれも【無料】ですので、ぜひお気軽にお申込みください。

詳細・お申込みはこちら
↓↓↓

2/13 (土) 10:00~12:00
「Design Thinking Day # 12 | Synthesize for Action (What is Design Thinking?)」
https://design-thinking-day-20210213.peatix.com/view

2/27 (土) 10:00~12:30
「Design Thinking Day # 13 | Generate Ideas (What is Design Thinking?)」
https://design-thinking-day-20210227.peatix.com/view

Categories: デザイン

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