こんにちは!Bloc Application ラボチームです。先日3/14に第二回目のワークショップを行ったので、今回の記事ではその様子をお伝えしていきたいと思います。
【目次】
- ワークショップの目的・コンセプト
- デザイン思考の前提知識
- Gather Inspiration 1 ~フィールドワーク~
- Gather Inspiration 2 ~カスタマージャーニーマップ・チャレンジクエスチョン~
- Generate Ideas~アイディエーション~
- Make Ideas Tangible~プロトタイプ・テスト~
- 振り返り
- 最後に
1. ワークショップの目的・コンセプト
当社のワークショップでは「人」を起点としたビジネス課題の解決手法である『デザイン思考』のベーシックなプロセスやメソッドを体感して学び、組織やビジネス、テクノロジー起点では得られない新たな発見や示唆を得ていただくことを目指しています。
具体的には、顧客に最高の経験を提供することを目的とし、参加者間でお互いにインスピレーションを得てデザイン思考の有効性を体感できる内容になっています。
第二回目の開催となる今回のワークショップのテーマは、「朝カフェの体験価値を高めるサービスのデザイン」でした。
2. デザイン思考の前提知識
まず初めにグループワークのイメージや雰囲気を掴んでいただくため、デザイン思考の生みの親であるIDEO社のデザインチームが実際にプロジェクトに取り組む様子を追った短編のドキュメンタリーを観ていただきました。

そのあとデザイン思考の一連のプロセスを通して活用する様々なフレームワークや知識について、軽く説明していきます。

「他者のアイディアを広げる」や「質より量を」というブレインストーミング上のルールもしっかり確認しておきます。
3. Gather Inspiration 1 ~フィールドワーク~
今回フィールドワークを行うスターバックスのミッションバリューである、「自分の居場所と感じられるような経験」をどのようにして作り出すことが出来るかを問いとして現地でサービスサファリとシャドーイングを行います。
ここでのポイントはサービス利用の「旅の過程」を「ファクトのまま」書き留めていくことです。

4. Gather Inspiration 2 ~カスタマージャーニーマップ・チャレンジクエスチョン~
カスタマージャーニーマップを作る段階へ。フィールドワークで書き留めたポストイットを使い、よかった体験と課題に感じた体験を一枚の模造紙に落としていきます。
そこから解決したいと思う課題を班で話し合い、チャレンジクエスチョンを設定します。ポイントは「How Might We(私たちはどのようにして○○できるだろうか)」という問い立ての形にすることです。結果各班それぞれ出来上がったのは「どうすれば一人一人が知的冒険のある時間を過ごせるか」と「どうすれば持ち運びのストレスを減らせるか」というチャレンジクエスチョンでした。
5. Generate Ideas~アイディエーション~
設定したチャレンジクエスチョンに答えるようなアイディアを出していきます。ここで気を付けるべきは、「質より量」。まず個人で考える時間を取ったあと、班の中で投票を行い、班としてどのアイディアを採用するのか決めます。短い時間でしたが、その中でみなさん面白いアイディアを出されていました。

6. Make Ideas Tangible~プロトタイプ・テスト~
各班アイディアを4コマのストーリーで表現して互いに発表しました。一つ目の班は「知的冒険」をテーマとしたカフェを提案しました。今後より一層普及するであろう最先端テクノロジーと、人と人との交流があってこそ生まれるイノベーションを掛け合わせており、現代の社会変化やトレンドに対する感度が非常に高いアイディアだと思います!
もう一方の班は、テイクアウトしたカップをストレスなく持ち運びできるようなサービスを提案しました。雨の日は買い物の荷物に加え傘で手がふさがってしまうので、カップを持ち運びづらいという不便さがありますよね。イベント当日は雨が降っていたことに目を付けて着想に至ったのだと思いますが、痒い所に手が届くようなサービスになりそうです!

発表が終わったら、班同士でお互いにフィードバックしていきます。良いと思った点、改善が必要だと思った点をポストイットに書き込み、相手の班の模造紙に貼っていきます。

7. 振り返り
別の班からもらったフィードバックをもとに自分たちのストーリーやアイディアについて振り返りをし、最後に進行の菱川が本日のワークショップの総括をしました。
イベント後に参加者の方々にご回答いただいたアンケートでは、「仕事に活用できる実践的な理解が深まった」というご意見や、「デザイン思考を理解することが出来た」とのお声もいただき、インプットだけで終わらない、実際に体験することの価値を改めて感じました。
8. 最後に

今後も同様のワークショップを行っていきます。直近では5/16の夜に第3回目のワークショップを開催予定です!まだまだお申込を受付けておりますので、もしご興味を持っていただけましたらぜひ参加してみてください:) 以下のサイトに詳細が載っております。
https://design-thinking-day-20200516.peatix.com/view
最後までお読みいただき、ありがとうございました!