Lesson 4「ストーリーを共有する」

セクションの目的

最終章であるLesson 4では、これまで発想し、スケッチを通して具体化したアイディアを、説得力と熱意のあるピッチによって人々に伝えるフェーズになります。ストーリーテラーとしての自信を得ること、そしてその先に人々の行動を促すようなヒューマンストーリーをつくることが目的です。

ケーススタディはこんな内容!

今回もビデオに関連した問いに対して自分なりの考えをシェアします。IDEOのチームがアメリカロサンゼルス州の投票所の抱える問題の解決に取り組むのですが、チームのやる気をどのようにして向上させるかというのが今回のケーススタディの内容です。

私はこのプロジェクトの重要性を再度強調してメンバー全員に伝える、という手段が一つ考えられると思いました。皆さんはチームメンバーの士気を上げたいとき、どうしますか?

私の答えに対しIDEOは、実際にその問題によって被害を受けている、リアルな人々に話を聞き、そのストーリーをメンバーに伝えることでモチベーションを保ってもらうことが出来たと言います。

このケーススタディから何が言えるのでしょうか?それは、ストーリーテリングが人々の苦労や困難を共有し、それを聞いた人々の行動を変えることが出来る力を持つ、ということです。

ストーリー共有のポイントは?

ストーリーテリングの重要性が分かったところで、アクティビティに入っていくのですが、まずはIDEOのデザインディレクターであるJenn Maerが紹介している四つのポイントを見ていきましょう。

1. パーソナルにする(ストーリーに人物が登場するようにする)

人が絡むような事例を紹介すると、聞いている人々もよりリアルにその問題を感じることが出来ると言います。確かに統計データを示して事実を伝えるということは定量的な証拠があるため、常に迅速に正しい決断をしなければならないビジネスにおいては必須です。ですがそれだけではなく、リアルなストーリーを伝えることでより緊迫した問題として認識してもらえるということなんですね。

2. エモーショナル(感情的)になる

感情的になりすぎはもちろんよくないですが、あまり淡白すぎると聞いている人々を引き込むことは難しい、ということです。熱意をもって話す、という言葉がイメージしやすいかもしれません。時には言葉に感情を乗せて発すると、聞いている人々との距離を縮めることが出来ます。

3. エピソードとそのサマリーをセットで伝える

力強いプレゼンテーションはエピソードサマリーの二つの要素から成り立っています。エピソードは、同じ描写をオーディエンスにもってもらうことで彼らがその場にいたかのような感覚にさせる力があります。一方でサマリーは聞いている人に、たった今自分が話した話をよりよく理解してもらうのに役立ちます。これら二つの要素をバランスよく組み合わせるととても効果的なストーリーテリングが出来ると言います。

4. そのあとにとってほしい行動を具体的に伝える

プレゼンターも聞いている人々も、このストーリーはどんな目的を持ったものなのか、を忘れてしまいがちです。そのため、必ずプレゼンの最後にこれだけはしてほしい、ということを明確に伝えることが大切です。そうすると行動を実際に起こしてもらえる可能性が伝えない時よりぐっと上がります。

アクティビティでいざ実践!

自分がこれまで扱ってきたテーマ、アイディアを口に出して伝えてみます。まずはLessson 3で描いた二つのスケッチから一つを選びます。そのあと上の四つのアドバイスのうち、今回のアクテビティで意識するポイントを一つ選び、ラフなアウトライン(下書き)を文字におこします。最後に審査員を前にしているつもりで実際に口に出して自分のアイディアのピッチをしてみます。

私は3つ目のアドバイスである、エピソードとそのサマリーをセットで伝えるを意識して臨んだのですが、なかなか難しかったです、、、。普段から意識して繰り返し練習しないと、簡単そうに見えることも意外と出来ないということを実感しました><

Lesson 4 のポイント

最終チャプターであるLesson 4では、これまで自分の発想したアイディアで周りの人を動かすことが出来るストーリーテリングとはなにか、というテーマを扱ってきました。ここで注意すべきなのは以下の三点です。

1. ストーリーを口にする

もし行き詰ったら、「結局のところ自分のストーリーは何を伝えたいのだろうか」をもう一度自問自答することがおすすめです。「一言でいうと?」という問いに意外と答えられないことって多いのではないでしょうか。新規事業などを提案するときも、「このサービス/プロダクトって一言で言うとどんなもの?」と聞かれて意外と言葉に詰まる場面があるなあと思うので、人に伝える前にまずは自分自身で「つまり?/So what?」で言語化してみることが大切ですね。

2. 聞く人を考慮する

自分のストーリーが、聞く人誰もに響くとは限りません。そのため、まずトーンやメッセージがオーディエンスに合っているのかを確認しましょう。そして余裕があれば、ピッチをしているときにオーディエンスの様子を見ながら進めるようにしましょう。

3. 早い段階でストーリーテリングをして周りと共有する

プロトタイプと同様に、ストーリーの共有もなるべく早く、そしてなるべく多く行うことがポイントです。そうすることで聞く人たちがどのように自分のメッセージを受け取っているのかを確認するチャンスを得られます。この壁打ちを繰り返すことで、だんだんとストーリーテリングの質が向上していくでしょう。

最後に

以上で全4レッスンのまとめ記事が終わりました。私自身、実際にレッスンを最後まで聴講してみて、楽しくデザイン思考のベーシックを学ぶことが出来た、という印象です。それは恐らく、ケーススタディやアクティビティなどを通して、自分で頭や手を動かして考えてみることの楽しさを体感できたからだと振り返ってみて思います。もちろん、ほんの数回ではデザイン思考をマスターするのに不十分なので、これからも自分で課題を見つけて、今回学んだことを活かしてみたいなと思います!!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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