Lesson 1 「インスピレーションを集める」

セクションの目的

このセクションの目的は、人々が本当に必要としているものが何かを見つけだし、新しい考え方を生み出すための材料を集める、というもの。

ケーススタディはこんな内容!

ここでのケーススタディは、まず一本のビデオを観て、その中で取り上げられている問題の原因と、そこから見いだされるニーズを自分なりに考える、というミッションです。具体的には、IDEOがアメリカの母親たちの日常生活を観察したところ、彼女たちは節約したいと思っている一方で、支払いの際に金額を切り上げているという現状がある、ということが分かりました。

私はその原因として、細かい数字を記帳しておくことが面倒であるためではないかと予想し、そこから彼女たちのアンメットニーズ(満たされていないニーズ)は、自動で節約が出来るような仕組みではないかなあと考えました。実際にIDEOは、Bank of Americaと協働して1ドル単位で切り上げた金額との差額を、自動で口座に貯金するようなサービスを開発したそうなんです!ガッチリ、世のニーズを掴んだサービスですね、、、
この事例から、いかに「習慣化」することが何かを成し遂げるにあたって大切かということが分かります。

このプロダクトを開発できたのも、このプロジェクトチームが実際に母親たちの行動を自分たちの目で観察したからだと言えます。

観察のための6つのコツって?

行動を喚起しているモノを探す

はっきりわかるものだけではなく、さりげなく分かりづらいものもあることを知っておきましょう。

工夫を探す

人々が工夫を凝らすのには、何らかの欲求やニーズがあるためです。そのため工夫を発見したら、なぜそのような工夫が生まれるに至ったのか、考えてみることが有益でしょう。

人々が気にかけているモノを探す

その人がどのようなものが好きで集めているかなども、その人の価値観を知るために重要な手掛かりになります。

ボディーランゲージを探す

人の感情は自然と表情やノンバーバルランゲージに現れてきます。それを見過ごさないよう注意しておきましょう。

パターンを探す

その人がある言動を繰り返していた場合、そのパターンをしっかりとらえましょう。そこからその人なりの考え方や感性が導き出される可能性があるかもしれません。

予想外のものを見つける

予想外なものほど、多くの場合その背景には深いストーリーが広がっていることが多いようです。

アクティビティでより能動的に

ここではまず自分で好きなお題を一つ選べます。そしてそのテーマに関連する写真を観察して気付いたことと、そこから分かるニーズを自分なりに解釈し、解決策を考えていきます。ケーススタディで学んだことを活かして、より身近な例で、能動的に考えるトレーニングをしていきます。

例えば私であれば、「どのようにしたら毎週みんなが楽しめるような会議をデザインできるか」というお題を選び、会議を時間の無駄だと感じてしまっているメンバーと、その理由を自分なりに考えていきました。

Lesson1のポイント

なぜ?を問い続ける

そもそも、その人とたちが起こしている行動に「なぜ?」という興味を持つことから全てが始まります。それを続けていくことで、その本人すらわかっていなかったアンメットニーズを発見することに繋がっていきます。

正解も不正解もない

「正しい」ニーズなのか?ということにとらわれることはありません。それよりも大切なことは、その人起点に立って、この人のためにどんな行動を起こしたいのか、と自分に問うこと。確かに、正しい/正しくないばかりを気にしていては思考はなかなか進んでいかないし、思考の幅も想像の範囲も狭くなっていってしまいますよね。

結局インスピレーションを集めるための方法は?

Lesson1のテーマの、インスピレーションを集める、とはどのようにしてなされるのでしょうか?結論から言うと、多種多様な方法があるため、いろいろな角度からアプローチをすることがおすすめです。例えば観察はインタビューと組み合わせるとより効果を生みます。

次回の記事では、Lesson2「アイディアを生み出す」について見ていきます。


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