<はじめに>

こんにちは!Bloc Application学生ラボチームです。

先日10月25日(金)に、【Design Thinking Day#1】を開催しました!当日は13名にお集まりいただき、『夜カフェ』でのフィールドワークを通して「デザイン思考」や「Experience Design」を体感していただきました。

本記事では、イベント開催の主旨と当日の様子をお伝えしていきます。

<ワークショップの主旨>

このワークショップは、「人」起点の問題解決アプローチである「デザイン思考」の基本的なアプローチやその方法論を体感することにより、新たな発見や示唆を得ることを目的としています。企業や組織起点では得られない、顧客のインサイトや真のニーズを獲得することによって、それまで気付かなかったような革新的な解決策が生まれる、という考えに基づいています。

<当日の各セッション内容と振り返り>

1.はじめの挨拶

まず始める前に、スムーズにワークに入っていただけるよう、イベントを企画、主催しているBloc Applicationの菱川より簡単にイベントの概要とワークショップに取り組む姿勢について説明させていただきました。

2.タキザワ・PLAYERS・SMM・&HAND・PoC

当日のファシリテーターであるタキザワケイタさんご本人のご紹介の後に、タキザワさんが主催されているPLAYERSの活動内容を、具体的な事例とともに教えていただきました。

例えば「Smart Maternity Mark」は、周囲の方のやさしさが妊婦さんに届くように「見える化」することをコンセプトとしたもので、&HAND(アンドハンドHP URL:
https://www.andhand-project.com/ )の活動の一つです。手助けを必要とする人と周囲の助けたい人を結ぶために、という思いが込められています。

そのほかにもタキザワさんの取り組まれてきた数々の事例に対して、参加者のみなさんはとても興味を持たれていらっしゃる様子でした。

3.目的・メソッド・プログラム

いよいよワークショップの内容に入っていくその前に、再度ワークショップの目的を参加者の皆さんに確認していただきました。何事においても目的意識を持って行うことが大切ですよね。

続いて、当日のプログラムの流れ(自己紹介→フィールドワーク→気づきの整理→アイディエーション)を共有します。

4. レクチャー

メソッドとして今回紹介したものは、サービスサファリ、シャドーイング、ペルソナ、カスタマージャーニーマップ(CJM)、サービスブループリントの5つです。「初めて聞いた」という方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、まずはレクチャーが入るので安心です。今回のワークショップでは、ⅰ サービスサファリ ⅱ シャドーイング ⅲ カスタマージャーニーマップ(CJM) にフォーカスして進めていきました。

ⅰ サービスサファリ

サービスサファリとは、参加者が実際にお店でサービスを体験し、良いサービスと悪いサービスの事例を集める技法です。

ⅱ シャドーイング

シャドーイングは、ユーザーがサービスを体験している様子を観察することをいいます。

ⅲ カスタマージャーニーマップ(CJM)

カスタマージャーニーマップ(CJM)とは、ユーザー体験をプロセスと体験性を横軸に、図にプロットしていく技法です。ちなみにスライドはスターバックスのCJMになります。

5. フィールドワーク

フィールドワークのルールをお伝えし、早速スタート!

事前にお一人に一枚ずつお配りしていたスタバカードを握りしめ、近くのスターバックスにてサービスサファリとシャドーイングを実際にやっていただきました。

多くの参加者の方々が自分のレジの番まで並んでいる間に、付箋にメモをしているご様子。円を描くような列になっていることで、お店全体の空間を損ねないようになっているのかな、、、?

またサービスサファリのように自分が体験するのももちろん大切ですが、観察するという意味でのシャドーイングも大切です。客観的にサービスやお店全体を俯瞰して見ることで、新たに気付くことも多いのではないかと思います。

6. CJM

フィールドワークから帰ってきてからは、それぞれおひとりおひとりが学び、感じたことをグループで共有し合います。そして次に紙にプロット化していきます。

グループで協力しながら、それぞれがフィールドワークでメモをとっていた付箋を模造紙に貼っていき、そのグループ独自のCJMを作り上げていきます。

しばらくしてから、それぞれのグループが気付いたことや話したことを、全体とも共有する時間がありました。

みなさんが共有してくださった意見には、並んでいる間に関するサービスのエピソードが多いような印象を抱きました。また、同一空間に本屋があることでコーヒーの香りが阻害されてしまって残念だ、などという意見も出ており、皆さんお互いの気付きに共感・納得されていました。

7. アイディエーション

最終段階では作成したCJMをもとに、スターバックスの「悪い体験」を改善し、「良い体験」をよりよくするような、体験価値を高められるようなアイディアを生み出していきます。サービスなのかプロダクトなのか、はたまたコミュニケーションなのか、決めるのは各グループの自由です。

皆さん終始真剣にワークに取り組まれていたご様子でした。何度もディスカッションを積み重ねていくことで、イベントの開始直後に比べてグループ内での会話量もぐっと増え、より生き生きとディスカッションをされている様子が印象的でした。

8.プレゼン準備

各グループがそれぞれの独自性をもった提案を考えていきます。タキザワさんからもアドバイスがあったように、『その日、その時、その場所だからこそ』という視点がカギになってきそうです。

9.プレゼン

いよいよ発表です。みなさん少し緊張した面持ちでしたが、いったん発表が始まると表情豊かにサービスについて提案されていました。

1グループ目の4名は、ユーザーとしてヤヨイさんを想定し、ペルソナ設定をしっかりされていました。サービス内容は、席を事前予約にして確実に確保できるようにし、かつ席もより快適なバージョンも用意している、といったようなものでした。全体的に現在のサービスに付加価値を与え、よりよくするための提案でした。

2番目のグループは、混雑状況や席取りができ、ラインビーコンで商品が出来上がったら通知が来る、というようなアプリのご提案をしていました。電子デバイスで席の予約が出来るという点は1グループ目と似ていましたが、このグループのサービスのカギとなるポイントは、デリバリーではなく最終的に商品を取りに行くのは人である、という点にありそうです。

3グループ目は、スターバックスのバーを始める、というご提案でした。『雨、金曜日、夜、六本木』という時間と場所、天候の特性がしっかり踏まえられている内容でした。「自分を大切にしてくれる雰囲気」をコンセプトとして大切にされていたため、お客さんをまた行きたくさせるようなサービスであるというコメントをタキザワさんから頂いていました。

最後のグループは、六本木店のおしゃれな円卓を活用し、プレミアな席で自分でドリップコーヒーを挽くことができ、それによってコーヒー独自の香りをちゃんと楽しめるようなサービスの提案をしていました。またこちらのグループもビーコンでオーダーが出来上がりの通知を受け取れるようにすることについて言及していました。

10. 振り返り

最後にタキザワさんより、プレゼンの総評とイベント全体の振り返りです。プレゼンでは待ち時間や席取りに注目した案が多く、それらは実際の経験を通して、みなさん問題意識をもたれたところでもありました。つまり、人起点の問題解決を図るために大切なことは、現地に足を運び実際にサービスサファリでまずは自分が体験し、そしてシャドーイングによってとことん観察することだと言えます。タキザワさんがおっしゃっていたことで印象的だったのは、ペルソナやCJMなどは便利なフレームワークに過ぎず、状況に応じて最適なものを使い分けていく必要がある、ということでした。手段が目的になってしまわないように注意が必要ですね。

最後に、グラフィックレコーディングによってイベントの最初から最後までの流れやポイントをまとめていただきました。とても分かりやすくまとまっていて、絵もかわいいのでみなさん感動の声を上げられていて(笑)、写真をたくさん撮っていました。ここでも大切なのは、日ごろからアンテナを高く張って、気付ける視点を持っておくことである、ということを再確認しました。

<まとめと今後>

いかがでしたでしょうか。少しでもイベント当日の内容や雰囲気が伝わったでしょうか。今回は入門デザイン編ということで、デザイン思考にそこまで詳しくない方でもお気軽に参加していただけるようなコンテンツだったのではないかと思います。
今後も同様のワークショップを開催していく予定ですので、参加された方も今回は参加が出来なかった方も、Facebook などでチェックをしていただけると幸いです!!


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