皆さん、商社と聞いてどのようなことをイメージしますか?

「なんでも屋さん」 「海外で働いている」「モノを右から左へ動かしている」「仲介業務」などがあると思います。しかし、具体的な仕事内容は知らない方も多いでしょう。商社は事業の領域が広いので、何をしているかが分かりにくいですよね。

今回はそんな商社の現在と今後について見ていきます。

そもそも商社の仕事って?


Matcher Inc. (2019) より

現在の商社ビジネスはトレーディングと事業投資の組み合わせによって収益をあげるモデルをとっています。高度経済成長期以前は収益の多くをトレーディングによってあげていましたが、インターネットの普及やバブル崩壊が要因で業績が悪化し、事業投資にも力を入れるようになりました。社会の変化に即したビジネスモデルへと変容したと言えますね。

商社は、総合商社と専門商社に2種類に分けられます。総合商社は多種多様な事業を扱う一方で、専門商社は売上比率の50%以上が特定の商品であるという点で異なります。

企業例
総合商社:三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事、豊田通商、双日
専門商社:三菱食品、豊島、伊藤忠丸紅鉄鋼、メタルワン、三菱アルミニウム

商社の抱える課題

商社が現在抱えている、あるいは近い将来抱えることとなる課題とは何でしょうか?
以下に3点、例を挙げます。

① 長年支えとなっていた原油等の資源ビジネスで収益が得られにくくなっている。
② 中国・インドを対象としたビジネスで業績を伸ばしていたが、近年では中国を対象にしたビジネスが不振気味である。
③ 商流や人の流れ、販売行動のビッグデータの蓄積によってAIが判断できる時代になり、商社が仲介する余地が減少する可能性がある。

課題解決に向けて

大手の総合商社はすでに課題解決のために取り組んでいます。非資源分野でのビジネスに移行したり、新たな市場を開拓しているそうです。また、今後のAI台頭についても早くから考え、動いています。ビッグデータ・AIの時代だからこそ、ベンチャー企業への投資に注力したり、新たなテクノロジーを既存のサービスやインフラと結びつけ、新規事業に取り組み始めています。

社会の変化に敏感であり、顧客のニーズを察知・予測し、すぐさま新たなビジネスモデルを構築しているということですね。今後は、このような新たなビジネスを発想できるような柔軟性や多角的な視点を持つ人材が求められていくかもしれませんね。

参考文献

BIZREACH CAMPUS. (2017). 【総合商社】業界研究「総合商社の本質とは?“事業投資”を理解しよう」
https://br-campus.jp/articles/report/121

Matcher Inc. (2019). 【業界研究】商社とは何か-知っておくべき事業と仕事内容.
https://matcher.jp/dictionary/articles/32

One Career. (2019). 【商社特集:三井物産】AI.IoT領域に挑み、グローバルで戦う。三井物産のICT人材が語る「泥臭すぎる」キャリア論.
https://www.onecareer.jp/articles/1759


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