最近「テレビ業界の未来はない」などの声をよく聞きます。

子どもの頃から、毎週お気に入りの番組を見ていた自分としては、テレビのない生活は想像しづらいものです。三種の神器!一家に一台欲しい!というイメージのある(個人差はあると思います)テレビですが、実際はどうなのでしょうか?

今回はテレビ業界について、その現状と今後について詳しく見ていきたいと思います。

テレビ業界の現状

テレビ業界の現状を知るために、分かりやすい指標となるのが視聴率です。以下はHUTの推移を表すグラフです。このHUTとは、テレビの総世帯視聴率 (Households Using Television)を意味し、調査対象となる世帯のうち、どれほどの世帯の比率がテレビ放送をリアルタイムで視聴しているかを示す値となっています。

※録画の再生、PC・スマホ等によるワンセグ放送視聴は含まれておりません


推移を見て分かる通り、この20年で視聴率は右肩下がりになっていますね。この低迷の原因は何でしょうか。

1953年にテレビ本放送が開始し、白黒テレビは『三種の神器』の仲間入りをしました。情報を得るため、そしてエンターテインメント目的としても、生活を営む上でそろえておくのが理想的と考えられるようになりました。しかし、現代においてその役割を果たしているのはインターネットです。1990年代から一般家庭に普及し、今ではインターネットなしでは生きていけない時代に突入しています。テレビで情報を得ていた時代は終わり、情報源は検索エンジン、オンラインニュース、SNS等いくつもの手法に分散しています。また、動画配信サービスの増加に伴い、エンターテインメントとしてのテレビの存在感も薄くなりつつあります。

このような理由から、テレビの視聴率は低下しており、テレビ業界も苦しい状態となっているのでしょう。

テレビ業界が生き残るためには?


この苦しい現状を打開するために大切となってくるのは「ターゲットを意識したコンテンツ作り」です。

インターネットが普及しているとは言え、インターネットの利用率が低い年齢層もあります。彼らをターゲットとしてコンテンツ作りを行っていくのも良いでしょう。また、インターネットを利用する媒体であるパソコンやスマホの画面は小さく、目の疲れに繋がったり、老眼の人には不便であるというデメリットがあります。そのため、あえてテレビを大型化し、テレビの利点を全面に出していくのも良いでしょう。インターネットの流れに乗る、というのも一案でしょう。すでに積極的に行われるようになっていますが、制作したものを地上波に発表するだけではなく、ネットや映画など範囲を広げるという方法です。

最後に

テレビ業界は、社会の変化に伴う大衆のニーズをいち早く察知し、内容や形を変えながら応えていかなければなりません。将来、テレビ局で働きたいと思っている人は、テレビだけに捕らわれないコンテンツ作りを意識できる、エンターテインメント制作集団の一員としての資質が問われるようになるかもしれませんね。

参照文献

スコシテン. (2019). テレビ業界は将来性がないしなくなる?今後の映像業界は衰退傾向?
キャリアサプリ. (2018). テレビ業界に残されたタイムリミットはあと8年!テレビの未来は?
不破雷蔵. (2019). 主要テレビ局の複数年にわたる視聴率推移をさぐる(2019年5月公開版)


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