ストーリーボードとは、ある商品やサービスがユーザーにどういった体験をもたらすのかを、ストーリー形式で描写したものです。UX(User Experience)デザインにおいてストーリボードは非常に有効な手段として考えられていて、ユーザーの体験を視覚化出来るという特性から、様々な場面で役立つビジネスアイデアになっています。

ストーリーボードでは、ある一つの体験を時系列順に並べたコマで表現し、ユーザーが商品・サービスに対して価値を見出すまでの流れを掴むことができます。特に、アイデアが生まれた直後の、まだまとまりがついていない時には、ストーリーボードによってそのアイデアがどのようにユーザーに影響を与えるのか具体的に知ることができるようになるのです。また、描かれたストーリーを改めて客観的に見ることで、商品・サービスのブラッシュアップだけでなく、第三者からのフィードバックも言葉だけで説明するよりもずっとスムーズに行えます。

ストーリーボードの最大の特徴は、「体験が生み出す価値」にフォーカスできる点です。ストーリーの中で大事になってくるのは、結局のところ「ユーザーにとって何が嬉しいか」なので、それを可視化すると商品・サービスの開発側の視点に加えて、ユーザー視点からもアイデアを固めることができます。何より、言葉と想像だけの漠然としたまとまりのない話し合いでも、ストーリーボードがあればアイデアを疑似的に体験し、具体的な評価が可能になります。

アイデア発想は突発的なものである場合もありますが、ストーリーボードを使えばそのアイデアにさらなる磨きをかけてより実践的なものに近づけることができます。UXデザインにおいては、文字通りユーザーの体験が最重要視されます。そこにフォーカスできるツールとして、ストーリーボードには高い効果が望めるでしょう。


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