ペルソナって?
何だかかっこいい言葉が出てきましたね。
ペルソナとは商品の購入やサービスの利用に関して設定した、最も重要な顧客モデルのことです。
マーケティングにおいて活用される概念で、具体的な人物像を設定し、その人物に訴えかけるマーケティングを考案していくのです。
〜ターゲットマーケティングとペルソナの違い〜
ターゲットマーケティングに比べ、ペルソナマーケティングではより具体的な人物像を設定します。
ターゲットマーケティングの補完的役割として、ターゲットを細分化し、サブターゲットごとにペルソナを設定するケースが多いです。
例えば、ターゲットが「独身20~30代女性」で表すところを、ペルソナは「29歳女性、東京都在住、会社員。趣味はヨガ、食べ歩き」とより具体的に表します。
場合によっては、仮の名前をつけたり、イラストや写真で容姿のイメージを作ったりして、さらに具体化します。
商品の開発やサービスの企画などでは、様々な人物が関わるためそれぞれが知らず知らずのうちに自身の価値観を商品やサービスに対するイメージに反映させているのです。
そうしたときに、関係者の認識が共有されないまま企画を進めていくことで、食い違いが起こる可能性があります。
そこでペルソナを設定し具体的な顧客イメージを関係者で共有することで、具体的な人物の視点に立って話し合いを進めることが可能となるのです。
顧客の視野に立ち具体的なニーズを満たしていくことで、想定顧客に対し、鋭角的に「刺さる」マーケティングを展開できるのです。
ただし、ペルソナの設定には難しさもあります。
開発者側のイメージを先行させて、買ってほしい層を勝手にペルソナにしてしまうと、実際のニーズとはかけはなれてしまうこともあるのです。
そうならないためにも、ペルソナの設定は、情報収集をし裏付けをとりながら丁寧に進めていく必要があります。