インターナル・ブランディングとは、その企業の理念や提供価値等を明確化し、社員に共有・浸透させる企業内部の活動のことを示します。

企業の「社会におけるあり方」が問われたり、企業理念そのもが企業の在り方やブランド性について語るものとなってきたりしている昨今の企業環境において、企業の商品やサービスのブランド性を発信していかなくてはいけない社員が、企業理念や提供価値について正確に理解しているのかが問題視されています。そこで社員ひとりひとりが自社の理念と提供価値について理解することで、それを商品やサービスに投影する力を身につけることの重要性が増しています。また採用が多様化し、企業内に正社員やパート、派遣などが混在する雇用環境となったことで、インターナル・ブランディングの必要性が高まっていると言えます。特に正社員でない労働者は仕事に対する責任感の薄い方も少なくありません。インターナル・ブランディングをすることで、自身の行っている業務がどのように活かされるのかが明確化するため、業務意識の向上に繋がります。

商品やサービスのブランドを浸透させるためには、自社のブランドの強みや独自性を明確化させ、経営陣ならびに組織全体がそれを理解し、社員が自分の言葉で語ることができるようにしなくてはいけません。そのためのインターナル・ブランディングの具体的な活動として考えられるのは、ブランド・アイデンティティやロゴ使用規定などを定めて明文化させたブランドブックの制作や、いわゆる社内SNSなど社内において幅広くコミュニケーションができるようにすること、ブランド意識を浸透させるための研修を実施することなどが挙げられます。こうした活動には多大な人的コストがかかるというデメリットもありますが、単にインターナル・ブランディングのためだけでなく、企業の一体化を図るのに必要な活動として、多くの企業で実践されはじめています。

Categories: 経営

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