フェルミ推定とは「シカゴにピアノの調律師は何人いるか」や「東京都内にあるマンホールの数はいくつか」などといった、実測値の出せない数や調査が困難な数などを論理的に推測し概算することを言い、「フェルミ」の名は物理学者のエンリコ・フェルミに由来します。

フェルミ推定における推測値は全て論理と仮説によってのみ導かれるため、正確な推測を行うために物事を論理的に捉えて、思考する能力が重要になります。これ自体が論理的思考力の効果的な鍛錬になるほか、外資系企業やコンサル系企業等での入社試験として「答えのない問題について討論しその答えを探る」というケース面接の形で利用されることもあります。そのほか、現象の変化に関係する要因がわかったり、将来起こり得る可能性のある現象の予測が出来たりするメリットを生かし、市場規模の予測にもよく利用されます。要約すると、捉えどころのない物事や現象を、関係する要因ごとに分解し、把握しやすくする一種の思考法ということになります。

フェルミ推定を実際に行ううえで重要となるポイントは大きく分けて4つです。課題となる現象を構成する条件を洗い、ピックアップしその条件に対して具体的な数値の仮置きをします。この時、数値の仮置きには純粋な知識が必要になります。そして、前述の二つ、仮定と推察を組み合わせたうえで論理立ててアウトプットを行います。最後は、自分に都合の良い論理が含まれていないかの見直しをします。フェルミ推定の流れは以上の4つのポイントから成り立っています。一朝一夕で身に着けられるものではないので、身に着けるには、最低限の知識と日ごろから様々なことを論理的に考える習慣作りが必要になります。

Categories: 経営

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です