組織文化」は、テクニックが豊富で結果に直結する事業戦略よりも軽く見られがちかもしれませんが、ベイン・アンド・カンパニーの「経営管理の手法と傾向に関する世界調査」では、グローバル企業の上級幹部1200人のうち91%が「組織文化は事業戦略と同じくらい重要である」という意見に賛同しているとの結果が出ているそうです。その重要性はどこにあるのでしょうか?今回はそんな「組織文化」について解説していきます!

組織文化とは

組織文化とは、「組織やその構成員の間で意識的・無意識的に共有される信念や価値観」です。価値観の軸が存在することによって、組織の意思決定がしやすくなったり、企業イメージが濃くつきやすくなったりします。また軸が定まっていれば、従業員はその中で自分がどう動けばよいのかが分かりやすくなるため自主性が促され、さらに会社への愛着が増すことも期待されます。つまり、組織文化の存在は組織側と従業員側の両方に良い作用をもたらすと言えるでしょう。

組織風土と社風との違い

よく混同される言葉として「組織風土」と「社風」がありますが、この2つと「組織文化」はそれぞれ異なる意味を持っています。

まず組織風土は組織内部で自然に醸成され、基本的に変化がないものであるのに対し、組織文化は市場や競合他社などの外部からの影響によって変化していくものです。組織文化が「価値観」であるのに対し、組織風土は「性格」であると考えると分かりやすいかもしれません。
次に社風は、従業員が感じる会社の雰囲気や特徴などの「印象」のことです。印象(社風)は、「組織風土」と「組織文化」の両方の影響を受けて形成されるという関係性で理解するとよいでしょう。

組織文化を作る要素

組織文化を作る要素を5つご紹介します。

創業者の意志
組織の創業者のビジョンが従業員間で共有され、組織文化が形成されていきます。

リーダーの行動
採用された社員は、リーダーの行動から必要な価値観を学びます。リーダー自身が価値観に沿った行動を取ることで、上から下へと文化が浸透することになります。

採用活動
組織の構成員を決める採用戦略も組織文化に関わってきます。特に、外部からの影響を受けるのが組織文化であるため、「変革」という視点からは組織に変化を与える人材の採用が重要な要素と言えるでしょう。

社内評価
人事考課の項目に組織文化に関連するものがあると、従業員の意識や行動に影響が及びます。例えば、評価の仕組みが減点方式であれば、リスクを取って新しいことに挑戦するという価値観は醸成されにくくなります。

組織で起こった重要なエピソード
例えば、創業者の苦労話や組織がピンチを脱した話などです。どのようなエピソードが語り継がれているかによって、組織の価値観を知ることができます。

終わりに

効果的な組織文化の存在は経済活動に良い影響を与えます。固まりすぎた価値観が新たな発想の妨げになってしまったり、排他的なイメージを作ってしまったりする危険性に注意しつつ、ぜひ自社の組織文化を見直してみてください!

参照サイト:
経営を学ぶ~経営学・MBA・起業~[online] https://keiei-manabu.com/humanresources/organization-culture.html (アクセス日:2021/01/05)
Mitsucari、企業文化(組織文化)とは?カルチャーの意味や定義、メリット・デメリットについて[online] https://mitsucari.com/blog/corporate_culture/ (アクセス日:2021/01/05)

Categories: 経営

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です