HRMとは「Human Resource Management」の略称で、日本語に訳すと「人的資源管理」、「人材マネジメント」などとなります。
「人材」という領域に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?今回は、その人材に焦点を当て、「人材マネジメント法」についてご紹介します!

HRMとは

企業の経営資源には「人・物・金」がありますが、このうち「人」は、物や金の獲得や利用の主体となるものであり、最も基本的な資源とされます。HRMは、この「人」を最大限に活用するための報酬や動機付け、育成などの様々なマネジメントを行うものです。

HRMが提唱される前までは、「人のマネジメント」というと「PM:パーソナル・マネジメント、人事労務管理」でした。PMとは、人材はコストであると考え、労働環境や制度の整備をするというものです。しかし、人は人格を持ち日々成長するため、訓練次第で非常に重要な働きを担う価値ある資産です。そのため、人材を「コスト」ではなく「資源」と捉えて管理するというHRMの発想が生まれました。

HRM 2つのモデル

HRMにおいては、 2つのモデルが有名です。

ハーバードモデル
このモデルは、従業員のモチベーションを高めること、組織への帰属意識を持たせること、メンタル面を十分にケアすることなどを重要視し、経営側と従業員の間に生まれる信頼関係から養われる従業員の能力やポジティブな発想を経営に活かすことを目的とします。
このマネジメントモデルは「従業員からの影響(従業員の声を聞く)」「人的資源フロー(入社から退職までの育成の流れ)」「報酬システム」「職務システム」の4つの領域から成り立っています。

ミシガンモデル
ミシガンモデルの特徴は、HRMを経営戦略の一環として考えるところです。
「選考」「評価」「報償」「開発」の4つの循環を構成要素とし、それを戦略と組み合わせます。

日本的経営とHRM

HRM施策を従来の「日本的経営」と比較してみると、そこには1つ異なる要素があります。それは経営戦略との結びつき(ミシガンモデル的な考え方)です。「日本的経営」では人格を尊重することは大切にされてきたものの、経営戦略とどう結びつけるかという点についてはあまり考えられていません。しかし、HRM施策でマネジメントを行うのであれば、経営戦略とどのように結びつけるのか、人的資源をどのように経営戦略に落とし込むのかというところまで考えることは必要不可欠です。

また、「人」を人格を持ったものとして捉えて戦略を立てるということは、企業は仕事と生活を切り分けて仕事の部分についてのマネジメントをするだけではもはや不十分であるということです。ライフを通じてその「人」のキャリアをサポートし、マネジメントを行うという側面が大きくなっていると言えるでしょう。

終わりに

転職活動の活発化やグローバル化により、1つの企業に多種多様な人材が集まっている時代です。多様性を認め、柔軟な姿勢をもって信頼関係を構築していくことが人材資源の活用につながっていきます。

参照サイト:
Hr Blog、HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)の目的と必要性とは[online] https://motifyhr.jp/blog/base/hrm02/ (アクセス日:2021/01/12)
Insource、2.「HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント、人的資源管理)」[online] https://www.insource.co.jp/contents/kan0801_2.html (アクセス日:2021/01/12)
Tech Achademy、HRMとは!新時代に求められる人材マネジメント法【人事向け】[online] https://techacademy.jp/biz/hrmagazine/2084/ (アクセス日:2021/01/12)

Categories: 経営

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