インサイトとは直訳すると「洞察」「識見」という意味があります。では、これをそのまま「消費者の行動や意欲を見つけること」と受け止めると良いかというと、そういうわけでもありません。せっかくなので、もう一歩踏み込んで考察してみましょう。

広告やマーケティングにおける「インサイト」はマーケティングリサーチに使う場合とアカウントプランニングに使う場合ではアプローチをする角度が変わってきます。マーケティングリサーチではビッグデータを駆使した定量的な調査から得られた情報を元に、消費者の行動などを分析・理解していきます。消費者やユーザーなどの行動実績を深く理解することを目的としています。消費者理解を深めるという点においてはマーケティングインテリジェンスにもつながります。この場合にはまだ見たことが無いものを消費者に対してアプローチしていきます。一方のアカウントプランニングでは、消費者にとって自覚されないものを発見する事を目的としています。主に広告会社の企画・クリエイティブの手法の一つとして用いられています。これまでは企業の視点から発信していた情報である広告などが、消費者の目線からアウトプランニングされるようになったのです。これにより消費者が「つい買いたくなる」広告や宣伝を作る事ができるのです。

マーケティングリサーチ、アカウントプランニングの共通点である「まだ見つかっていない、まだ表現されていない」アプローチを見つけ、実行することをインサイトといいます。これらのことから、「顧客インサイト」とは商品やブランドに対して消費者が行動を起こすために、無意識下にある購買意欲を刺激する商品開発、販売促進、宣伝広告などの全面的なアプローチをする事を指します。


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