今回は、経営を管理・評価するための指標であるバランススコアカード(Balance Score Card:BSC)と、それを補強するフレームワークである戦略マップをご紹介します。
経営に対する評価の仕方を見つめ直し、さらなる業績向上へつなげたい方におすすめの記事です!

バランススコアカード

まずバランススコアカードは、財務の数字で表される実績だけでなく、顧客、業務、人材といった視点から評価を行うことで、バランスの取れた経営評価を目指すことのできるという特徴を持つ指標です。

バランススコアカードを採用すれば企業のビジョンがより鮮明になり、様々な視点から経営戦略が立てられます。そして実際のアクションプランまで落とし込むことで、社員の行っている業務がどのくらい目標やビジョンに影響を与えているのかが把握できます。また、経営陣が常に目標を意識することも可能になるのです。

バランススコアカード4つの視点

バランススコアカードには業績を評価するための4つの視点があります。財務の視点顧客の視点業務プロセスの視点学習と成長の視点です。順番に見ていきましょう!

財務の視点
財務の視点は、財務部門での成功を目的としたものです。具体的には営業利益や株主資本利益率、キャッシュフローや純売上高などが挙げられます。この財務的指標を成長期と維持期、収穫期の3段階に分けて、目標を設定するのです。

顧客の視点
顧客の視点は、お客さまが商品やサービスを持続的に利用するためのものです。これは、顧客の目線と企業の目線の2つによって作られます。顧客の目線では、企業の商品やサービス、ブランドイメージや顧客満足度の向上のための戦略を設定します。そして企業の視点では顧客収益の向上を重視し、マーケティングプランを作成するのです。

業務プロセスの視点
業務プロセスの視点は、ビジョン達成を目標としての経済活動基盤や競合他社より優れた業務過程などの向上を目指して取る行動のことです。顧客処理時間やインターネット取引、不良品発生率や品切れ率などを数値化します。

学習と成長の視点
学習と成長の視点とは、一言でいえば人材です。これは、人材育成また企業の活性化など、長期的な会社の学習能力の向上や変革に役立ちます。組織の活性化や育成を目標としたリーダーシップ指標や女性管理者数などで業績評価をするのです。

戦略マップ

そしてもう1つの用語「戦略マップ」は、冒頭でも述べたとおりバランススコアカードを補強するフレームワークです。

戦略マップは、バランススコアカードの4つの視点を階層上に並べ、それぞれにおいて取り組むべき課題、達成すべき目標を書き、互いに影響や関係のあるものを結び付けた図です。因果関係を可視化することで、全体として整合性のある戦略を組み立てることができます。

BSC戦略マップのイメージ(ITmedia エンタープライズ、情報マネジメント用語辞典:戦略マップ)

戦略マップとは、「どのようにしたらビジネスが成功するか?」というストーリーを1枚の図に収めたもの、と捉えると分かりやすいかもしれません。全体像の把握に適し、一般社員にも会社の方向性や自身の位置付けの理解を促せるため、社内の意思統一や社員のモチベーションアップに有効といえます。

終わりに

バランススコアカードを作るときには、いくつもある要因の中から、目標を達成するために必要な重要成功要因をあぶり出すことが必要です。さらに営業利益率や品切れ率などの業務評価指標(KPI)も考慮し、成功要因となるものをどのように評価していくのかを決めます。
フレームを活用し、戦略的に無駄なく方針を定めて実行していきましょう!

参照サイト:
セーシンBlog、【5分でわかる】バランス・スコアカードとは 戦略マップとは KPIとは 事例解説 [online] https://www.nsspirt-cashf2.com/entry/2018/09/24/188/ (アクセス日:2020/09/15)
AIMC、バランス・スコアカードとは?~いま改めて考えるBSCの有用性 [online] https://www.aimc.co.jp/blog/p-550/ (アクセス日:2020/09/15)
ITmedia エンタープライズ、情報マネジメント用語辞典:戦略マップ(せんりゃくまっぷ)[online] https://www.itmedia.co.jp/im/articles/0509/27/news123.html(アクセス日:2020/09/15)


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