エクスペリエンスデザインを直訳すると「経験、体験をデザインする」となります。具体的なイメージのしづらい言葉ですし、実際のところ明確な定義があるわけではありません。単純に考えると「エンドユーザー(商品やサービスを使う人)が直接的に体験できることをデザインする」となりますが、実際はエンドユーザーの課題を解決するだけではない、もっと広い意味を含んでいます。

エクスペリエンスデザインとは

現代企業は、売り上げの向上、顧客の獲得、社内スタッフの環境整備など、さまざまな課題を抱えています。エクスペリエンスデザインとは、『企業としての課題を総合的に見直す中から「解決すべき課題」を浮かび上がらせて明らかにし、誰にどのような体験を提供すれば課題が解決できるかを考えて実行すること』。つまり、どのような課題に取り組むかによって、ユーザーがエンドユーザーとなることもあれば、社内スタッフにもなり得るということに注意が必要です。

また、エクスペリエンスデザインの考え方は決して新しいものではありません。ではなぜ、最近になって注目されるようになったのでしょうか。それは、企業の評価ポイントが変わってきているからです。これまでは作り出す商品や保有している技術が評価されていましたが、昨今は「それらを使ってユーザーに何が提供できるのか」が評価のポイントになっているのです。

エクスペリエンスデザインの事例

事例として、スターバックスの戦略をご紹介します。

スターバックスの会長であるハワード・シュルツは 「スターバックスはコーヒーを売っているのではない。体験を売っているのだ」 と発言しており、「居心地がいいお店に行きたい」「おしゃれなお店が好き」「おいしいコーヒーが飲みたい」 といった、ユーザーの属性を想定することで戦略を考えました。
それによって、ただ商品としてのコーヒーを提供するだけの店ではなく、 雰囲気のあるインテリアが配置されていたり、バリスタがコーヒーを淹れたりするなど、こだわりある店舗がデザインされました。スターバックスの雰囲気が醸し出すブランド感は、皆さん知ってのとおりです!

他サービスとの連携

エクスペリエンスデザインを行うにあたっては、外部サービスとの連携も大切です。

技術革新に伴い、現代にはスマートフォンを始め便利な道具が溢れています。ユーザーにとって価値ある体験を創り出すには、世の中にある便利な機能やサービスを組み合わせていくことも必要で、それはエクスペリエンスデザインの考え方でもあります。

例えば今の若者をターゲットとするなら、写真を保存するサービスをゼロから企画するより、Instagramと連携する方がよっぽど「ユーザー中心」になりますよね。

もちろん、企業間で連携を取ることも考えられるでしょう。

終わりに

エクスペリエンスデザインにおいて大切なのは、言葉を定義することではなく「最終的にユーザーに満足してもらうための仕組み、組み合わせをどのように作り上げていくか」にあるといえます。
まずはユーザー視点を第一に。ぜひ取り入れてみてください!

参照サイト:
エムタメ!課題解決に『体験』をエクスペリエンスデザイン [online] https://mtame.jp/design/experience_design/ (アクセス日:2020/04/09)
電通報 エクスペリエンスデザインとは? UXとは何が違う? [online] https://dentsu-ho.com/articles/5098 (アクセス日:2020/04/09)


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